チャレンジ

「若者言葉」、「ギャル語」、「新語」、「ネット・スラング」・・・
LINEやTwitterといった新しいコミュニケーションツールの浸透も後押しし、ここ数年来、「言葉」への社会的関心が高まっている。

小学館の『大辞泉』は、新語採集にも積極的で収録語数No.1。

デジジタル・ネット領域※1でのデータ提供もトップシェア。
デジタル時代※2にマッチした『ちょっと未来の国語辞典』を世の中に提示しよう、というのがチャレンジでした。

※1?アプリ、電子辞書、ポータルサイト内のネット辞書など

※2?辞書利用ツールの割合は、書籍からデジタル・ネット辞書※へ完全移行しつつある(80%以上)

アイデア

ユーザーといっしょ に、辞書をつくる。『未来の国語辞典』開発プロジェクト。

「カワイイ」や「愛」といった、人によって解釈の異なる新旧の言葉の語釈(意味)を一般募集し、優秀作品はアプリや電子辞書、ポータルサイト内の公式辞書サイトに掲載するプロジェクトを実施した。画期的なのは、一般人の『言葉の解釈』を、だれもが知らずに使用しているポータルサイト内の公式辞書サイトにも反映してしまったこと。

『言葉は時代とともに変化する。変わり続ける言葉を捉え続ける』
という編集部の辞書作りへの姿勢をストレートに体現した。

作品のアピールポイントと具体的なページコンテンツ

一般人の言葉の解釈が公式辞書サイトに常設掲載されるというコミュニケーション設計。

外部メディアの公式辞書サイトに一般人の言葉の解釈が常設掲載されるというチャレンジは、ユーザーとの共同作業による辞書プラットフォームの開発でもあり、日本ではおそらく初めての試みです。


Yahoo!やgoogleなどの検索結果にも掲載!

公式辞書サイトに一般人の語釈(意味)に常設で掲載!

各施策の相関関係図

ウェブサイトを募集プラットフォームにマス(TVCM、新聞、交通、ラジオ)も含めクロスメディアでキャンペーン告知を展開した。

フリーパブリシティ39億円
作品の効果・キャンペーン結果
  •  テレビ番組コーナー化、ニュース、新聞1面など300以上の媒体に露出、約39億円のパブリシティを獲得。
    特にテレビはトータル2時間半以上の露出。

  •  1万5千以上もの応募があり、214作品が実際に公式辞書に常設掲載。

  •  AKBメンバーや吉本の若手芸人など自発的な投稿等により、若年層から多く反響があった。

  •  『笑っていいとも!』の週一の番組化が決定。最終回まで続く人気コーナーに。

  •  圧倒的な話題化によりBtoB事業での販路拡大&売上アップに成功。クライアントのビジネスに大きく貢献した。

本プロジェクト自体が、多くのニュースで取り上げられ、テレビ番組化にすることでコンテンツ価値の向上に成功。結果、ユニークな国語辞典という圧倒的な認知に成功し、『国語辞典の未来のカタチ』を世の中に提示できた。